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執筆者の写真中尾彰良

大阪の注文住宅 建築家 / Coo planning

更新日:2023年7月12日


設計事務所による現場監理

大阪市住吉区にて個人住宅の設計監理をさせていただいています。

土地購入からの新築計画です。

木造2階建て 耐震等級3の構成です。

画像は、上棟のあと、筋交い、耐震金物などの設置が完了した後に実施される、

確認検査機関による中間検査が行われた段階です。

検査は、構造設計図をもとに行います。

 筋交いには、ダブルとシングルがあり、設置位置の確認と、

筋交いと柱を固定する金物とビスの本数を確認していきます。

 検査では、ホールダウン金物の設置位置の確認を行い、

より強度が必要な箇所には、ホールダウン金物が設置されています。

検査では、ホールダウン金物の設置位置の確認を行い、

柱とホールダウン金物を固定するビスの本数の確認と、

ホールダウン金物自体を固定するナットの締り具合をチェックします。

 柱脚金物の他に、各柱と柱脚と柱頭を固定する金物もあり、

それらの設置状況を全数チェックしていきます。

床面は、構造用合板で水平剛性を確保していて、

下地材と構造用合板が固定されているビスの長さおよびピッチを確認します。

構造用合板には、厚みの違いがあるため、厚みによってビスの長さが異なっています。

水平剛性を確保するための部材として、火打梁があります。

こちらは、火打金物を使用したり、90角の木材を使用したりしますが、

構造図面に設置位置が記載されていますので、設置位置のチェックと、

ビスの設置もれがないかを確認していきます。


このように図面でしっかりと計画されていても、施工段階で抜け落ちがあれば、

意味がないので、検査機関、瑕疵保険検査、工務店、設計者がそれぞれの立場で、

チェックを行っていくことで、間違いなく、工事工程を進めています。


クープランニングでは、木造2階建て住宅の場合も、全棟、構造設計事務所による構造計算を実施しています。建築確認では、木造の場合、3階建ては構造計算が必須ですが、

現状法規では、木造2階建ては、義務化されておりません。

これは現状であって、ここ数年の間に、法改正木造2階建ての構造設計が義務化されるようですので、それも見据えて構造計算による構造計画を行っています。


大阪の注文住宅 建築家

大阪市西区京町堀を拠点に、注文住宅を中心に設計監理を手掛けています。

依頼主さま、設計者がともに納得のいく家づくりを心掛けています。


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